クリスマス的週末

ゲームして寝て、明石屋サンタ見て、乙。かわりませんな。
ゲームとか
D&D3.5e。DMで。前回、貴族の令嬢を人質に取られ、犯人一味に言われるまま、やむなく悪のアーティファクトを取りに行った一行。中継地点の街に戻って、目的の品を渡し、彼女の居場所を聞く事に。

「今の今までは、無事なはずでやんす…。ですが、その場所は好き物の方も多ございましてな…、いやはや、彼女の操もいつまで守られるか…」

彼女は今、高級オペラハウスの地下にあるという、秘密の奴隷市場に居るという。一行が潜りこんだ闇市場では、将来を捨て思考停止した幾多の少年少女達が、ただ良い主人と巡り合う事だけを望んでいた。しかし、それすらが『まだ良い方』であり、更にその地下では…という、およそ、ゲームと言えども中々許されない悪意に満ちたシナリオ。
部屋を進む度に『彼女はいますか?』と心配するPL達。少年少女達に『私達には帰る所も無いのに…どうして、この場所を壊そうとするんですか?』と詰め寄られ、言葉に詰まるPL達…。シナリオの構造としては成功している*1ものの、人の嫌な部分を捲って行くようで、それは中々に辛い作業であった。PC達が破壊すると宣言したアイアンメイデンに、『それは中に人が入ってるかもしれないぞ!?』とやったのには、流石に俺も悪ノリが過ぎたと言うか。
けれども、PL達は頑張ってくれて、色々と救われた人々も多かった。レオの許婚を救ってあげようと決定したのも、その一点につきる(救う気が無かったのかと問われれば、悩んでしまう、嫌な性格のDMだ)。しかし、展開として、善のアーティファクトを取りに行く…というのに、ロスを生んだのは確か。現実主義者のカスバートの僧侶、グライデンは言っていた。

「娘一人の命を救うか、多くを救えるかも知れぬアーティファクトを選ぶかと言う事だな」

つまりは、そういうことで。TRPGに正解は無い。PLが正解と思えば、多分それが正解だろうと信じたいね。次週に続く。
映画とか
北の零年。日本版、風と共に去りぬ的な。成る程、幕末にも時の流れによって起きる逆転や、すれ違いがあったのだな…と、まじまじと。これはネタになる。終始吉永小百合視点での話なので、渡辺謙サイドではどういったエピソードが含まれていたのか、妄想が尽きない。何より、最後のシーン。ハリウッドなら、豊川悦司を撃ったのちに後悔するだろう。けれど、そうせず、水に流したつもりになって、あー、多分引きずる…後悔するんだろうなという、日本っぽい引き。この辺りは俺の主観だけれども。良かったと思う。時の流れ以上に残酷なものは無いな。これは使えるので、うまくシナリオに組み込めない物かねえ、ゲームとか。ちょっと考えてみたい。
ネタとか
「機動戦士ガンダムDVD-BOX」配送被害者続出中。また楽天か。まあ、輸送用箱≒収納用箱っていう、暗黙の了解があるしなあ。

*1:…と、思っているだけかもしれないが。