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さて、FF15のクリア熱も冷めたので、所感などを書いていきたい。
ネタバレもありありで。
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結論から言うと、FF15は雰囲気ゲーだった。
オープンワールドっぽい雰囲気
リア充のサークル活動っぽい雰囲気
FFっぽい雰囲気...etc
・俺が! 俺たちがオープンワールドだ!
1章から8章まで。
いわゆるオープンワールドっぽく話が進む。
お使いシナリオをやってると、
それに付随してダンジョン見つけて「行くか? どうする?」みたいなのがあったり、
8章までで多分40時間位遊んでたと思う。
「っべーな、マジべーな。サブクエ追いかけてたらメインクエまじ進まねーよ。っべーな」
「あー、これやったら本筋もどるかー」
みたいな。
実に楽しい時間だったと思う。
でもね、色々気がついちゃうんだよなあ。
skyrimとはちがうんだなーと。
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そこそこサブクエストはあるのに、
世界の広がりを感じられなかったんだよなあ。
例えばお使いクエストがあったとして、
多種多様なNPCが色々な所に出てくるわけでもなく、
いつも同じ人が同じクエストをくれる。
若干ターゲットモンスターとかのシチュエーションが違うだけでホントおんなじクエスト。
1つの拠点でクエをこなして、じゃあ次の拠点行くか!と意気込んで、
クルマにGAS入れて、音楽掛けて、談笑しながら写真とって、
ようやっと次の拠点に来たかと思えば奴らは先回りしている。
えー…またあんたかよ…orz
だから8章から9章に入ってアコルドという国に入った時、ものすごーく俺の中で盛り上がった。
実際はそこからは一本道のストーリーになっている訳なんだが…。
さらに1つのクエストに対して選択肢もない。
お使いはあくまでお使いである。
徴税の代行で徴収にいったら実は領主が重税を掛けてて村人は困っている。村人から無理やりに徴収するか、村人と共に反乱を起こすか…
そんな選択肢はないのである。
幾つもあるサブクエストの最終結果は誰がやってもほぼ変わらない。
まさにオープンワールドっぽい雰囲気ゲーだ。
天下のスクエニが大金掛けて作ったオープンワールドがコレなんだから、ああ、これが海外スタジオとの差と言うか、壁なのかなーと思った。
・震えろ、これがリア充サークルのムーブだ
旅はほんと楽しかった。
戦闘して自分を「完璧」とか褒めちゃうような主人公だし、
戦闘で活躍すると皆がちやほやしてくれるので、
あーこういうのいいなあとか、ぼっちの俺は思ったわけですよ。
あれだmmoのリア充チームみたいな*3。
でもねー最後まで主人公は壁越えれないからなあ。
ラスボスにも言われるんだけど、
全部借り物で自分のものが何もない*4。
ここを脱却できなかったノクト君は、リア充やのうて…キョロ充やったんやなあ…と。
・雰囲気を察する能力を問われるのがJRPG
GAS満タンが10Gで、日清のカップヌードルが220Gとかしちゃうあたり世界観意味不明なんだけど、
世界観は終始雰囲気のみで満ちているので、
説明は皆無、むしろ察せ! という感じ。
主人公の王子と他者の関係性も殆ど語られることはない。
ストーリーは悪くない。
でも致命的なまでに説明不足なんだよなあ。
過剰なまでに(専門用語で)説明しまくるコレまでのFFとは間逆のアプローチ。
ああ、開発…大変だったんだろうなあ…とか余計な部分を察してしまったよ。
戦闘システムはホントお手軽で俺みたいなゲーム下手でも遊べたのは助かった。
自分の強みを伸ばすアビリティ選択も面白かったしね。
にも拘らず、演出の為にそれらのシステムをうっちゃる13章*5と、イグニスの扱い*6には絶望した。
QTE連打とかもね。
それならキャラクターどんなの作っても一緒じゃんっていう。
総括すると、最初の勢いがないととてもじゃないけどクリアできないゲームだと思う。
ヴァルキリープロファイルもそうだったけど*7、
ゲームのゲーム部分を蔑ろにしちゃあダメだと思う。
結局スタンドバイミーとプロンプトの写真だけが、俺のFF15だったなあ。
以上、頭が冷えた上でのFF15の所感でした。