書きたくないけれど。

ホントは書きたくないけれど、今後の反省も含めてw でも、ちゃんと終わってよかった。そこだけは褒められていいかな。
ゲームとか
D&D3e。2年近くかけてLv5まで冒険したキャンペーンの最終回。

(ナレーション)
昔、この地方には引き篭もりの魔術師が居た。よくある話だ。だが、他と違ったのは、彼の魔術の力量が本物であった点だった。
彼の『友人』を名乗るエルフの魔術師は、彼の居城を示す地下迷宮の地図を見つけ、冒険者達にその調査を依頼した。そこに彼が生涯をかけて追い求めた『究極の秘宝』がある筈だ、と。
その地下迷宮は広く、奥深かった。その途中、どうしても進めぬ扉の鍵を探す為に、冒険者達はその地下迷宮以外の調査もせねばならなかった。
扉の鍵の1つは、その地方の領主が持っていた指輪であった。その昔、魔術師が友好の証として領主に送った物だった。
扉の鍵の1つは、ある吟遊詩人が綴った楽譜と楽器であった。その楽器は、魔術師が吟遊詩人の恋が成功するようにと送った物だった。
鍵を手に入れ、さらに地下迷宮の奥へ進む冒険者達。その奥で古びた研究室と資材を見つけた。しかしそれは『究極の秘宝』ではなかった。
別の広大な部屋にそびえるモノリスには、膨大な量の呪文が記述されていた*1。しかしそれも『究極の秘宝』ではない。
地下迷宮の奥の奥。遂に、冒険者達は『究極の秘宝』を守っていると思われるホワイトドラゴンの前にまでやってきたのだった(長いw)。

で、ホワイトドラゴン。実は罠で、別の道(隠し通路)から通らない限り、体が縮んでしまい、より大きなサイズのドラゴンと戦わねばならない…という。その縮む呪文はいつセーブしたのさ? とか*2、なんの呪文なのさ? とか*3、全く考えてなかったぽく問題アリアリ。シナリオのネタとしては面白いのだけれどもね。今なら判るが、D&Dは論理のゲームなので、DMが説明できないとPLはもっと困っちゃうよなあ。あと、致命的だったのは、サイズ大なドラゴンを二段上の成長段階ドラゴンと設定していた点*4。サイズ大なドラゴンと戦うのは自殺行為ぽいのだが、恐怖判定でミスって一時撤退→隠し通路発見→通常サイズ戦闘に入るかなあとも思ったんだけれども。そこが弱いホワイトドラゴンに対して、勇敢なPC達は恐怖判定に抵抗してしまう(失敗はペット合わせて二人だけw)。DMのつたない状況説明(部屋のタイルが大きいとか、ドラゴンの財宝が大きいとか)から『微妙におかしい』と気づきつつも戦闘を始めてしまったPL達の小さなミスと、データやルール運用が適当だったDMの大きなミスがあいまって、戦闘は熾烈を極めた。具体的にはエルフのローグが死亡した。それでも勝てたのは…DMの目の悪さ*5もさることながら、PLが出来る事(軽業、防御専念、防御的戦闘、《攻防一体》、援護、etc…)を探して頑張った結果だろうと思う。凄え。で、エピローグ。

多大な犠牲を払ってホワイトドラゴンを倒し、ストーンシェイプ呪文で石壁の一部に穴を空け*6、匍匐前進していく冒険者達。その先には薄暗い部屋が広がっていた。
ファイター「お宝は?」
DM「大きな水晶のモノリスが建っていて、うっすら文字が彫られているようだ。けれど、部屋が明るすぎて、なんと書いてあるか判らないよ*7
一行、デイライト呪文(照明)が掛かっているクレリックを睨む。
クレリック「すいません…出て行きます…」
DM「薄暗い部屋では、文字は僅かに発光し、読む事が出来る」
モンク「で、なんと?」
DM「この文面を読んでいる勇者たちへ。『究極の秘宝』について、私は迷宮奥深くで真なる秘宝とは何か? と自問した。(中略) この文面を読んでいる勇者たちへ。もう気付いているだろう。『究極の秘宝』とは君たちの周りにいる仲間の事なのだ」
一行「えーーーーーーーーーーーッ!!」
DM「あ、あれ!? ここはホラ、熱く感動する雰囲気とかじゃない!?」
ソーサラー「その秘宝*8を奪っておいて、何を言っとるのだお前はw」
ドルイド「あ〜もうっ! だから引き篭もりの魔術師なんてのはダメダメなんだよッw」
クレリック「まったくだ…セコすぎるよ…w」

ごもっともでw ホワイトドラゴンの財宝から、ローグを蘇生するお金を捻出し、冒険者一行は次なる冒険に旅立って行った…という所でおしまい。めでたしめでたしw
この冒険は終わったので、次は3.5版でやりたいね、と話し合いました。DMもPLもなんとなくD&D3eを掴み始めたので(俺は遅いがw)。まあ、集まる時間の難しさもあるので、次回はEXPをインフレさせてみてはどうかという話に。10回冒険してLv5、それで2年近く掛かっている。ペースを考えるとEXPを多くするのもしょうがないかな。なによりD&Dは成長が楽しいのだし。うん。
次回はルールにもっと気を配ってセッション運営したいね。

*1:呪文書相当。これを読んでウィザードは呪文を学習してもよろし、と思って用意したのだが、パーティーにいたのはソーサラーだったりした。南無w フォローしたれよ、DMw

*2:陰で振るべきなんだろう。ほぼ失敗するだろうが、一応20は成功だし、成功したら言うべきだったろう。

*3:多分リデュース呪文に近い物。おかしいと気づいた次点で呪文学判定をさせるべきだったんだろう。

*4:攻撃のダメージは巨大化ボーナスって事でムリヤリ説明できなくもないが、ブレスやhpは説明できそうに無い、ACは…PC側の【筋力】が下がった為…あ、それなら射撃は変らないか…etc

*5:一応、常に《強打》10、同じ相手には攻撃を2回まで、呪文抵抗は元サイズのまま…とはしたけれど、目は誤魔化してない。

*6:ローグが死んだからw

*7:こういう余計な描写はすぐ思いつくのだなあw

*8:死んだローグの事。