梅雨が明けてよかったね。

GUNSLINGER GIRL 7

GUNSLINGER GIRL 7

俺が展開が気になっている…とか、先が楽しみだ…とか思っているマンガは、コレとブラックラグーンハチクロだ。で、今回はGUNSLINGER GIRLの7巻。帯にある通り「遠い日の約束、記憶」というお話。眼鏡をしている時は銃を抜けないクラエスと、正義感に燃えながらそれでも弱気になる検事を救いたいと願うトリエラ。この二人に絡みながら、何事も諦めないという頑固さに気づいていくペトラ…という形だ。3人それぞれが「何故、そう思うのか判らない」というのは義体の悲劇であるし、サンドロの台詞も悲劇的。サンドロとヒルシャーのやり取りとかも。トリエラとペトラは、この先色々と話を動かしてくれそうだなあと思った。トリエラファン大満足の一冊かと。エッタやリコ好きの方は乙。次の巻を待たれたし。
ゲームとか
深淵。深淵OnlyConに出席。デザイナーである朱鷺田さんのマスタリングのもと*1、第二版のテストプレイを。ひっさしぶりだな、深淵のプレイヤー。今回は、まあ勉強させて貰いましょうw
プレイの前に。軽い挨拶の後、それぞれのプレイの傾向を探るべく色々と尋ねられた。RPGの経験は? 普段しているゲームは? ファンタジーと聞いて何を思い浮かべるか? まあ、色々と答えてみましたが、冷静に分析すると自分はちゃんとファンタジーだと思ってる物を注意深く触れていないなあと。咀嚼していないんだね。なので、余りイメージがパッとでないwww
キャラクター設定①。差し出された幾つかのテンプレート候補から「自分の魂に近い物を」と言われる。多分、子供か盲目な頑固じじいが魂に近そうなんだけど。周りを見ると傭兵に弓兵に奇妙な旅人。という訳で騎士を選択。白馬を連れた少女や、原蛇座の魔道師も惜しかったですがw それを踏まえて運命の幻視…という名の夢歩きを。二版では最初にコレを行って運命を決めていく。手札の中から一枚選び、語り部を読んで「こんな設定が欲しいなあ」とGMに提出すると、その語り部から引かれた運命が決まる…と。幾つか地雷もあって、間逆になったりもする。ヒネくれると良くないらしい。色々と読むより「魂に引かれた」語り部の物を選ぶと良さそう。俺などはヒネた為か、敵役の人間の方が何やら良い奴気味にw この幻視中の手札は手元に戻ってきたのには驚いた。流してしまっても良さそうなのにね*2

騎士/捜し求める仇、親殺しの予言
傭兵/傍観者の記憶、破滅の予言
弓兵/不義の子、誓いの言葉
旅人/罪人の子、自己犠牲

キャラクター設定②。上記が決まった時点で、幾つかのNPCも自動的に設定される。その上で、何故、今この場にいるのか…を他のプレイヤーと打ち合わせ。他のゲームでは信じられないが、この時点で12時を回る。舞台設定は「敗戦し祖国から焼け出され、その道中に建国王の遺跡に近づく」という物で、それ以外には全く決まっていなかった。それが、打ち合わせをする事で以下のように変化していく。

騎士レイモンドは、建国の祖ジェラールが興した帝国の騎士である。だが、その国の姫マリエーン(縁故5)を同じ騎士のギュスター(縁故5)がたぶらかした事から、国の崩壊は始まった。敵国の侵入を許し戦に破れたレイモンドは、数年間会う事の無かった国の重鎮である親(縁故5)が消えた、英雄王の陵墓を目指す。英雄王がした様に、力を手に入れれば、ギュスターは打ち破られ、国は甦り、姫の国は永遠となる…と信じているのだ。

傭兵ルーベンは、レイモンドの部下である。ギュスターの動きを憂いたレイモンドから皇帝を守るよう要請され、彼の身辺警護をしていたのだ。だが「その日」がやってきた時「お主には破滅の相がある」との言葉(縁故5)を思い出し、皇帝を守る事を躊躇してしまった(縁故5)のだ。「傍におりながらこの不始末…魔術師の言う深淵のその先までも、ついて来て貰うぞ」上官の言われるまま、ルーベンは破滅の塔へ向かう。

弓兵であるロイエもレイモンドの部下である。彼は故郷に恋人アルマを残してこの国にやってきた。「必ず君の元へ戻る」との誓い(縁故5)を立てて。ロイエは不義の子であり、彼なりに父を愛していたが(縁故5)、それは省みられない。故に戦功を上げねば帰ることが出来ない。戦に破れ、上官が塔を目指す時、彼は最後の機会をうかがっていた。

旅人にしてレイモンドの客人、アイザックは、実は魔族を崇拝する秘密結社の一員である。そこで魔族解放の為には自らの命も顧みずと教わってきた(縁故5)。彼の父(縁故5)は魔族の狂気に当てられ罪人となった。父の遺品である赤の宝珠(縁故1)と魔族解放を願い、彼は魔族の封じられた遺跡を目指す。

俺がGMでこの話を回したら、どう考えても破滅しか待っていなさそうw 結果としては、国は滅び、仇は滅び、姫も死に(あぁああああwwww)、陵墓は失われ、弓兵のみが生き延びた。あっはっはっはwww 実プレイ部分は朱鷺田さんのblogの方をどうぞ。「終わってみれば魔族の勝ちだったね」と。
アンケートとか。GM、プレイヤーのアンケートによると、俺(騎士)の動きは「悪者への堕落プレイ」だったらしい。俺としては、この騎士は根っこの部分は正しい人間のつもりだったけれども、どうやら「プレイヤーが嬉々として」父に剣を振ったのがあかんかったらしいw 「もっと躊躇せんか」と。あああ、くそう。最後に自決しちゃうし、自決する悪役(として映ってたなら)なんてサイテーだなあと、ちょっぴり反省しました。全般的には面白かったので、貴重な深淵のプレイヤーが出来るのなら、またやりたいですね。
ネタとか
トレンドマイクロからお知らせです。今度はうたわれ。
謎の深海巨大ザメ?米国海洋研究所が観測メガロドンキターー!? やっぱ深海だよ!! 深海!!

*1:ああ、過去ログ見たらトキリンやらなにやら色々書いてるわw

*2:お陰で、紫の八弦琴というジョーカーを最初から握り込む…という痛め? なプレイをした俺www