一足飛びでファンタジ(長文)

何だか随分飛びましたが、それ故、色々なネタが積まれていたり。消化せん事には次の日に進めないっての。文を纏めるのは不可能。混沌としていますが、許されたし。


レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の実像− 先週に見に行く事が適わず、そのまま仕事中ずっと悶々としていたのを何とかすべく、土曜も朝から行って参りました。当日は実に良い天気で、桜も満開であり、ビバルディの春を頭の中で思い浮かべながら(…ああ、これがボッティチェリの春なら正にとかも思いつつねw)会場入り。20分待ちで国立博物館の特五へ目指します。鞄の中開けられて、金属探知機を潜り(この辺りは流石ですなw)、いざ対面。
おぉおおお…、これかあ…、これがマジものなのか…ウフィッツィ産地直送なのかあ…。遠めでしばし見た後に、最前列でゆるりと鑑賞。まあ、入場制限があったので、動きつつ鑑賞になるわけですが、それでもゆっくりと見てきました。
問題はその後でw よくよく考えたら博物館なんですよ(まあ、今回の催し物自体が、イタリアの同企画のコピーらしいんですが)。マジものの絵は受胎告知のみで、あとはもっぱらダヴィンチのメモ書きがメイン。もー、数学、物理とそんなんばかりで、やっぱダヴィンチは合わねえw とか思ったわけです。疲れるんですよ…www それでも、絵画する事は科学する事で、それは知であり、その喜びこそ神(たしかそんなんだった希ガス)…みたいな考えに行く辺り、ああ、俺、少しダヴィンチ誤解してたかもだよ…とか思ったり。でも少し中二病くさいよねえw やっぱり。もっとマジものの絵があればなあ…と思ったんだけど、ダヴィンチだしねえw


イタリア・ルネサンスの画家と版画家。その横の国立西洋美術館では、こんな企画がやっていたのでそれも見てきました。これは中々面白かった。版画家同士が影響し合っていて、似た構図(ていうかコピーすら!)やインスパイアの流れが見れたり、画家が版画家囲って、版画用の絵を卸したりとかもあったり。また、版画故に、それが伝播し、その絵は後の絵画にも影響しているという、発見とか。へえええ…という。更に常時展示室まで行って、松方コレクションまで。うーん、けどやっぱり時代が進むにつれ、俺の興味は去っていくなあ。や、モネとかロダンすごかったすよ? でも中世ファンタジじゃあ、もうないよね。結局はそこなんだよ、俺の興味ってw


イタリアからの贈り物。俺が散々イタリアイタリア言っていたら、知人がフランスファンタジ担当だというので*1、イタリア(や、その頃は複数の都市国家でしたが)からフランスへの最大のファンタジ的輸出品を上げておきます。カトリーヌ・ド・メディシス。テーブルマナーを、エロい下着*2を、アーモンドを、宮廷文化を運んだ彼女は、花の都を作る一端にはなったんじゃあないでしょーかねw そして、有名なノストラダムスのアンリ二世の詩も、彼女と絡んでいて、ファンタジ分には事欠きませんなあ。もっかい言っとこう。パンティをフランスに!! よくやった!! イタリア最高!! フィレンツェ最高!! よし…と(なんなんだか)。こうやって色んな国の相互作用があるのがヨーロッパ史の良い所ですよね。


少し前、通勤中のリーマンが持っていたジャンプの裏表紙にあったのが「DSソフトのタイトル募集」というもの。俺はクリエイタにとって、一番重要な作業は、名前をつける作業だと思っていたので、これを見た時は、どうよ? とか思った。そもそも、タイトルが決まってないって事は、企画のコンセプトとか見えてないんじゃないの? 何でプレゼンするの? とかとか。タイトル聞いただけで面白そうって思えるフレーズは絶対あるわけで、そこからゲーム製作を立脚してく事もあると思うんだよ。それ放棄してない? とか。あと、最近流行のフレーズもあると思う。今は英語名のRPGとか出ても売れないんじゃないかと。〜戦記…みたいのも、ダメかなあ。その点では世界樹の迷宮はいい名前だと思ってます。


知人(しかも女性)に、

これを見て、真っ先にじうべいさんの事だと思いました

とか、言われる俺ってどうよwwww 下ネタ好きだけどさあw まあ、褒め言葉として受け取っておきます。ます。


アニメとか
キスダムクレイモアは予想の範囲内だろうから、と一度こっちを先に見てみた。あー、ともすると、これ面白くなるかもしれない。そのぐらい力が入ってる。ヒロイックエイジと比べれば、それは歴然。世界観説明は様々なキャラクターが引き継ぎながら行い、いきなりのアクションと、主人公の死亡。その原因の核は「死者の書」というわっかり易いフレーズ。第二話からのクオリティに期待したいねえ。

*1:そこまで言ってない

*2:当時の仏人からはしたないとされた、オサレな馬の乗り方をするのに要る。ズロースっぽいの