眠いなあ。
休みが少ないのはきっついなあ。
マンガとか
- 作者: シギサワカヤ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/08/29
- メディア: コミック
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俺、このシギサワカヤという人の前の本『箱舟の行方』をそこそこ気に入っていまして。で、ふらりと寄った本屋にこの新作を見つけて、衝動買いしました。
会社帰りの電車に揺られながら、数頁をめくって現れるフレーズ。
私は唯一の安らぎであった兄に恋をした…
もう、自分でもキメえと理解しながらも、ニヤリと顔が綻ぶのを隠せ無かったよw
些細な行き違いから人間関係に屈折した感情を持ってしまった妹と、恋人に裏切られやはり人間関係に疑問を持ってしまう兄は、母が死んだその日に関係を持つ。
そうして、そのまま、ささくれの様な感情を育てながらズルズルと他者達を巻き込んでいく。
オムニバスっぽくも続く、恋でも愛でもない曖昧な、五月病でもない病。そんなお話。
女性が思春期中二病持ったまま育つとこうなります!!
いや、こうなるに違いない!!
いや、そういうファンタジーが在ったって良いはずなんだ!!
逆説的に、つまり、これはファンタジーなのだ!!
だからこそ、オチが弱かろうと、ヤマが弱かろうと、電波だろうと、ひたすらに刹那的であろうと、俺はコレを全面的に支持する。ていうか、こういうの大好き。
二宮ひかるも大好き。榎本ナリコは今でも何度も読み直す。
あああああああ、こういうイタいのは、真実、男には描けないんだよ。
村山由佳が、「実はずっと兄が好きであった時期がある」なんてカミングアウトしたのを知っても、やっぱりねええええええwwww なのだ。
だから村山由佳は別れ話しか書けないんだ! それで良いんだ! 大好きだ! 速く続きかけ!
とまあ、人間誰しもある「女性的眼鏡」を掛けて「女性的陰鬱ファンタジー」を覗くのが、至極好きな俺であり、今回の『九月病』は十分に楽しめたのでした。
まこと、地雷って表現は、女性にしか当て嵌まらないね。
野郎は地雷にゃなれない。絶対に。
成りたくても。
ああ、いいなあ。
うっとりw